読書感想|お金のガチを教えます

サバンナ八木真澄・ほんださん(本多遼太朗). お金のガチを教えます. KADOKAWA, 2025

本の紹介の前に、PIVOTの動画がとても面白かったです。動画内だとトークも内容も面白く、本も読んでみよう!と思って読んでみました。動画内でも本の紹介のされた方が

「読み物というよりかは、辞書として使う」
「迷ったときとか、忘れたときとか、もう1回立ち返るような、当てはまるものがあれば」
引用:YouTubeより、06:43~

ということだったので、この本は、
「普段使わないような制度や仕組みが記載してあって、全てを覚えておく必要はないけれどまずはなんとなくでも知っておいて、それでいざ必要なときに振り返ることができたら良いよね。振り返り辞書だよね。」
という期待をしていました。

そういう意味だと、私にとってこの本は期待を満たすものではなかったです。これは私の解釈で、本を読む動機付けがそもそも異なっていると思うので、勝手ながらですが読書感想としては微妙でした。2025年の今の時代で知っていることが多かったです。NISAとかiDeCoとかを知らない初心者向けの本かもです。

また本の構成が全5章あるうちの1章から3章までの内容が、考え方についての内容な感じがして、辞書というよりかは自己啓発本かな?という印象を持ってしまいました。もちろん、後半の方には、これは後で思い出したいかも!と思えるような良い内容もあったので、自分の好みの範囲でまとめさせていただこうかなと思います。

他には、
PIVOTの動画内の八木さんのトークはすごい面白いと感じるのに、本の中の八木さんの文字は全然面白くなかったです。やっぱり話し方・書き方って大事なんですね。八木さんの内容を補完するかのように「補足メモ」としてほんださんが、八木さんの主張に対してあるときは肯定しあるときは否定していてとても面白かったです。本のメインの内容は、八木さんの価値観や考え方という主観的な内容がまず書かれていて、ほんださんが客観的にそれはこうですよね、って書いてあって、主観と客観と両方の意見が書いてあるスタイルは良かったです。主観的なことだけ書かれても、それは性格、で終わるし、客観的なことだけ書かれても、じゃあどうすれば良いの?と感じてしまうので、今回の本の形式は良かったです。私もこれは主観的に思っていることを書いています。

思い出したいことのメモ

第1章 004 限界効用逓減の法則(ゴッセンの第1法則)
第2章 017 72の法則
第3章
第4章 055 預金保険制度(1000万円)、投資者保護基金制度(1000万円)
    056 収入保障保険
    059 就業不能保険
    069 ADR(裁判外紛争解決手続)
第5章 083 国民年金保険料の産前産後期間の免除制度(第1号被保険者)
    095 固定合意、除外合意